東大病院は2014年に肺移植実施施設として認定を受けたことで、関東地区の患者さんを中心に肺移植医療を提供できることになりました。以降、当院での脳死肺移植の待機登録患者数は、新規登録・他移植施設からの変更とも増加傾向となっています。2015年4月に最初の肺移植を実施して以来、2024年7月までに201名の患者さんに肺移植(生体肺移植28名、脳死肺移植173名)を実施し、最近では国内で最も多くの肺移植を実施しています。脳死肺移植登録患者数は約180名となっています。今後も首都圏の肺移植の普及と日本の肺移植の発展につとめていきたいと考えています。