千葉大学医学部附属病院は、2013年12月に肺移植実施施設として認定され、2014年7月に第一例目の肺移植(両側生体移植)を実施し、2023年末までに18例の移植手術(生体3例、脳死15例;左右反転移植、上葉温存移植などを含む)を行ってきました。2024年6月には新たに鈴木秀海教授が千葉大学呼吸器外科に着任しています。
千葉大学における肺移植医療の特徴は、呼吸器外科、呼吸器内科、手術部、麻酔科、心臓血管外科、集中治療科、リハビリテーション科、薬剤部、輸血部、感染症内科など院内肺移植チームが一丸となった移植医療が行われていることです。病院機能を患者一人一人に最適化された管理を行うことで、ほとんどの患者さんが社会復帰を果たしています。
今後も関東の肺移植を必要としている患者さんのために、高度できめの細かい肺移植医療を実践していきたいと存じます。